- 実験動物の対物攻撃行動を機械で計る・Calculating aggressive behavior towards inanimate objects using a machine
- 精神疾患モデルマウスの攻撃行動を調べる・Analysis of aggressiveness in psychiatric model mice
- 光くしゃみ反射
Photic Sneeze Reflex - 特定の脳神経細胞に薬を届ける
- 脳の局所血流調節を司る細胞
- 頭部・顔面・口腔領域の血流調節
- 血管調節細胞と分泌調節細胞の形態差
- 副毛様体神経節の発見
- 副毛様体神経節の解剖学
- 今も続くダイオキシン汚染
- ダイオキシンの次世代への脳影響
- ダイオキシンによる前脳の異常
- ダイオキシンによる脳エンケファリン異常
- ダイオキシン摂取による拒食症
- 一酸化窒素が摂食とエネルギーバランスに関係する?
私たち研究グループの研究・Research of our group
血管調節細胞と分泌調節細胞の形態差
頭部・顔面・口腔領域に存在する副交感性神経節細胞は2種類に分類されます。小型細胞と大型細胞です。小型細胞は血管に分布し、血管の太さを変化させることで、血流の調節を行っています。大型細胞は外分泌腺に分布し、唾液や涙などの分泌を調節しています。下の写真を見て下さい。判別がつかない細胞もありますが、一見して大型細胞と小型細胞の区別ができます。(Neuroscience Letters, vol. 208, 219-222, 2000; Neuroscience Letters, vol. 291, 59, 2000)
副耳神経節の顕微鏡写真(NADPH-diaphorase 染色)
耳神経節の顕微鏡写真(Holmes染色)
硝酸銀と塩化金酸を使用して鍍銀・鍍金染色を行った標本。外分泌腺支配細胞は好銀性が高い神経細糸に好染し暗調に染まるが(赤矢印)、血管支配細胞は神経細糸が少ないために赤色が目立つ(青矢印)。外分泌腺支配細胞の平均長径は40μmほど、血管支配細胞の平均長径は25μmほどである。両細胞の多くがHolmes染色で識別できる。