- 実験動物の対物攻撃行動を機械で計る・Calculating aggressive behavior towards inanimate objects using a machine
- 精神疾患モデルマウスの攻撃行動を調べる・Analysis of aggressiveness in psychiatric model mice
- 光くしゃみ反射
- 特定の脳神経細胞に薬を届ける
- 脳の局所血流調節を司る細胞
- 頭部・顔面・口腔領域の血流調節
- 血管調節細胞と分泌調節細胞の形態差
- 副毛様体神経節の発見
- 副毛様体神経節の解剖学
- 今も続くダイオキシン汚染
- ダイオキシンの次世代への脳影響
- ダイオキシンによる前脳の異常
- ダイオキシンによる脳エンケファリン異常
- ダイオキシン摂取による拒食症
- 一酸化窒素が摂食とエネルギーバランスに関係する?
私たち研究グループの研究・Research of our group
本ページは、私たち研究グループがこれまでに行ってきた研究活動のご紹介です。


実験動物の対物攻撃行動を機械で計る
向精神薬の開発では、実験動物に新薬を与えた後に動物の攻撃性がどのように変化するか、詳細に調査を行って薬の脳への作用を評価します。攻撃性試験は、... ≫続きを見る
精神疾患モデルマウスの攻撃行動を調べる
Analysis of aggressiveness in psychiatric model mice
胎盤/母乳経由でダイオキシンを摂取した子マウスが思春期に達した頃、正常な動物には見られない苛立ちの行動が目立つようになります。その様子は... ≫続きを見る
光くしゃみ反射
光くしゃみ反射とは、光刺激が誘因となって反射的にくしゃみが起こる現象です。屋内から晴天下の屋外に出た時や太陽の光が直接目に入った時など... ≫続きを見る
特定の脳神経細胞に薬を届ける
脳は脳脊髄液に浮かんだ状態で衝撃から守られています。脳脊髄液と脳実質との間には髄液脳関門と呼ばれるバリアがあり、脳脊髄液中の物質が無差別に... ≫続きを見る
脳の局所血流調節を司る細胞
大脳皮質には機能の局在(感覚中枢や言語中枢など脳の部位によって機能が異なること)があり、活動している中枢に集中的に血液が供給される仕組み... ≫続きを見る
頭部・顔面・口腔領域の血流調節
頭部・顔面・口腔領域の血流調節は唾液核を起始する副交感性節前神経およびその分布領域に点在する神経節(末梢組織に存在する神経細胞集団)群によって... ≫続きを見る
血管調節細胞と分泌調節細胞の形態差
唾液核を上位運動ニューロンとする頭部・顔面・口腔領域に存在する副交感性神経節細胞はその細胞が支配する構造によって形態が異なります。血管を... ≫続きを見る
副毛様体神経節の発見
眼窩(眼球が入る骨のくぼみ)には毛様体神経節と呼ばれる神経細胞集団があります。対光反射、遠近調節反射、近見瞳孔反射(=輻輳反射:近くのものを... ≫続きを見る
副毛様体神経節の解剖学
私たちの研究グループは、哺乳動物に共通に存在する眼窩内神経節を発見し、副毛様体神経節と命名しました(前出)。当初、毛様体神経節(主神経節)の... ≫続きを見る
今も続くダイオキシン汚染
この研究が開始された平成13年には、すでに「環境ホルモン」という言葉が、世間に知れ渡っていました。その中でもダイオキシン類による環境汚染は... ≫続きを見る
ダイオキシンの次世代への脳影響
ダイオキシン同族体、ダイベンゾフラン、コプラナーPCBは、環境中に広く存在する環境汚染物質であり、きわめて毒性が強いことが知られており、ダイオキシン類と... ≫続きを見る
ダイオキシンによる前脳の異常
ダイオキシン類の環境放出は著しく減少しましたが、ダイオキシン類は化学的に難分解性ですので、環境中ではほとんど分解されることはなく、現在でも... ≫続きを見る
ダイオキシンによる脳エンケファリン異常
胎盤を介してダイオキシン類を摂取すると、ラットやサルでは、学習能力が後退することが報告されています。ヒトでは、神経学的発達や認識能力の発達に障害が... ≫続きを見る
ダイオキシン摂取による拒食症
ダイオキシン類の急性毒性の最も顕著な症状の一つは、進行性の摂食抑制(拒食症)です。ダイオキシンの急性摂取では 拒食症状が進行して体重が減少し... ≫続きを見る
一酸化窒素が摂食とエネルギーバランスに関係する?
視床下部にはオレキシン(神経ペプチドの一種)を産生する細胞群があり、これらは摂食とエネルギーバランスの調節に関わっていると考えられています。同様に... ≫続きを見る